被災地の現状

ADSL回線がようやく繋がり、久々にネットをしているな~という感じの管理人のイクミです。

東日本大震災に被災し、津波で壊滅的な被害を受けた宮城北部の地元に戻ってきて生活中です。
続きを読むからは、私がいる被災地の現状を伝える内容となっています。

山下智久くんネタではありませんので、興味がある方のみどうぞ。

色々とありまして、5月から「津波で壊滅的な被害を受けた~」のフレーズで始まるニュースには、ほぼ出ている地元に戻ったわけですが。。。
正直、被災地の現状は今も厳しい状況です。

私の家自体は、山沿いのエリアなので津波被害は受けてはいないのですが、津波被害を受けたエリアは今だガレキ撤去が終わっていません。
道路の部分は早い段階でガレキが撤去されましたが、まだまだそれ以外の部分は手つかずといった状態です。

津波被害を受けさらに火災発生となったエリアは、まるで空爆を受けたように酷い有様で、そうでないエリアでも冷凍倉庫などから流れてきた海産物が散乱しそれが腐って悪臭を放っています。
津波が直接こなかった場所も風向きによっては臭うので、市内全体がなんか臭い……といった状況で、正直、住み心地は悪いです。

津波で流された海産物にたかるウジ虫をみましたが……
あれほど、越え太ったウジ虫をみたのは初めてでした。
いや、本当に丸々と越え太っていて… 発見した際には思わず悲鳴を上げてしまったほどです。。。


道路は生き残った(まさに生き残った…)主要道路は常に混んでいて、車が渋滞しています。
少しずつ道路も復旧してきたのですが、そうなると今度は少しでも段差などを埋めて通行しやすいようにと道路整備工事なども始まったので、やはり道路数が足りず渋滞はなかなか解消されません。

その為、事故が頻繁に起きているようなので、運転技術に自信がない私はうかうかと車を運転してられない……といったコトに。
ちなみに、現在、市内の交通パトロールは「兵庫県警」が行っています。
これは阪神・淡路大震災での苦しさを知っているから、こんなに即座に動けたんだろうなぁと。
震災直後からいらしているようで、本当に感謝、感謝です。


車がダメなら電車で……といいたいところですが。
鉄道は津波で線路ごと流されて復旧のメドがまったくたっていません。(もともと赤字運営だったので予算的にも復旧は難しいだろうといわれています)

その為、電車通学だった高校生などは、自宅は津波被害を受けていなくて無事でも通学手段に問題がある(バスで行くとなると片道で3時間くらいかかる人も)ということで、子供だけが学校の避難所入りしてそこから通学しているといった状況です。
それでなくても、校舎が被災した学校の生徒は、他学校に間借りして交通に問題が起きている(ある高校にいたっては、学科事に3つの高校に分散している所も…)ので、被災地の学生はかなり厳しい状況かと。

母校も校庭に仮設住宅が建っていまして……
「あぁ、ここでしばらくは部活も体育も出来ないんだ…」と卒業生である私ですらショックを受けて泣いてしまった(…いや、本当に改めて仮設住宅があるのを目の当たりにすると悲しかったんです…)ので、現役の学生はどれだけショックだったんだろうと思わずにいられません。


物流に関しては……
津波被害を受けた店でもなんとか復旧しつつあり(が、申し訳ないですが建物そのものがやはり臭う…)、津波被害を受けなかったエリアでも停電で止まっていたところも今は復活してフル回転といった状況で頑張っているので、品不足はだいぶ解消されつつあります。
ただ、震災で閉店したお店も多くあるので、食品関連店は常に込みあっていて、あまり買い物しやすい状況とはいえません。
  

で、 本屋ですが……
私が通う範囲での本屋は4店舗ほどあったのですが、それらすべてが津波被害を受けました。。。
その内の1店舗は、1階は津波被害を受けましたが2階はセーフだったので、今は営業を開始しています。
もう1店舗は、車での移動販売本屋といった形態をとり、営業をしているようです。

残る2つは…… 1つは建物の形は残っているものの閉店らしい…とのこと。
そして残る1つに関しては、建物自体が見当たらない……

「ここに本屋なかったっけ? あれ??」ってくらい綺麗さっぱり流されて建物の形すら残っていない状況で(いったいあの建物はどこまで流されていってしまったんだろう…:遠い目)、今後どうなるかもわかりません。

そんな状況ですので、地元に戻ってきて後、私は本屋にいけていない状況だったりします。
なので、今まで通り雑誌の中身情報をお届けするのはムリかと。。。。


その他の環境としては……
ようやく銀行なども通常業務になりました。

津波被害を受けて仮設の建物で営業していたところも、市内の別の建物に移動して業務再開しています。
が、急遽空いているところの建物に入った……という形なので、外観とのミスマッチさがぬぐえないというか。

「このファンシーな建物が銀行?!」と違和感が。。。。
銀行に関わらず、他も色々と建物と中身が一致してないものが多数。
それでも、営業を続けてくれるだけでとてもありがたいのですけれど。


ちなみに、市内の企業の7割が倒産したという報道を地方紙でみました。
沿岸部に企業が集中していたので仕方がないといえば仕方がないのですが、その為、ハローワークは失業保険の申請等でいつもにぎわっています(そのハローワークも津波で建物が壊滅的な被害を受けたので、臨時でホテルの一角にあるという…)


被災地ではTwitterやブログなどのネット手段で情報をやり取りしているのが注目を受けている……とニュースの特集などでみますが。
確かに今回の震災ではTwitterがいい方向に使われて、それによって支援の手が広がったことはあるかと思いますが、東北は他地方よりも高齢化が進んでいるので、実際には便利なツールを使いこなせている人はかなり少ないと実感しています。

避難所の高齢者は「Twitterってなに?」という人が多いので。
Twitterどころか、携帯でネットをしたこともない人も多いです。

そういう人達の情報源は、やはり昔ながらのラジオ(今は災害FMが開局され地方のニーズに応えた情報を取り扱っています)、防災無線(震災直後は津波被害の為に使えなくなりましたが、津波発生時は津波を呼び掛けて避難に大きく貢献しました)、地方新聞かと。
とくに地方新聞は、地元情報の生命線だと思うのです。

その地方新聞ですが。
訃報広告(×日に誰それが亡くなった、葬儀が○日にあるといった通知を載せる)の欄には、いまだに「東日本大震災により3月11日死去いたしました」という告知が毎日掲載されている状況です。

現在、地元の市だけでも行方不明者が500人以上いる状況ですから、今後もまだまだこの告知は消えないだろうな……と思います。
この告知が消えた時が、とりあえずの意味での震災の区切りになるのかなぁとも思ったり。


……と、まぁ、こんな現状です。


津波で壊滅的な被害を受けたとはいえ、私の家の周りは直接津波被害は受けていないので、今は大分のどかな状況です。
震災以降、姿を見せなくなっていたキジも今は元気に鳴いて庭を横切ったりしているし、先日では近くでニホンザルが降りてきたといった話も聞き、山沿い側はとりあえず平穏を取り戻しつつあります。

が、沿岸部は今だ酷い状況で、仮設住宅の建設もまだ間に合っていない状況だったりと、場所によってかなりの落差が生まれています。
場所によっては、今だに電気、ガス、水道のライフラインが復活していないところもあるし、避難所も場所によっては食事がかなり質素だったり…と場所によって被害状況が違うため、役所側でも対応に困っているという話を聞きます。


ですので。
とりあえず、良くはなってきていますが、まだまだ支援の手が必要です。
ということで、引き続き支援の手とこの被害を風化させないでいって欲しいと願うばかりです。


でも、どうすればいい?と思った際の具体的な手段として。
私が思いつく支援手段としては……

● 義援金募金に協力する義援金まとめサイト
● 災害ボランティアに参加全社協 被災地支援・災害ボランティア情報
● 被災地にて売上に貢献にする(被災地へ観光等)
● 義援金納付の活動に協力する
● NPO団体に協力する
● 災害関連本を購入する


でしょうか。
上3つは一般的なこととして。
「義援金納付の活動に協力する」の具体例としては、「この活動の売り上げの一部を義援金として納付する」という活動に協力するということです。
例をあげると、東北の物産を販売しているイベントで商品を購入とかです。


「NPO団体に協力する」は、被災地を応援しているNPO団体への寄付や支援です。
一応、国が正式に認めているのは「所轄国税局長の確認を受けた認定NPO法人一覧」に掲載されていますが、他のNPO団体も色々な形で被災地支援を行っています。

ちなみに現在被災地の多くは、個人からの物資の受付は行っていませんが(今は企業からの新品の物資の受付のみ)、NPO団体主催の救援物資配布だと個人からの受付も可能なところが多いです。

草の根的な支援を考えると、今だ配布がスムーズに行われていない義援金募金よりも(とりあえず、私の周りで義援金を受け取った人はまだいない…)、直接被災者へ届けてくれるNPO団体の活動を応援していただいた方が被災者としてはありがたいです。
どこのNPO団体を選ぶかの目安はこちらにて。(※義援金にもいえますが、募金詐欺もありますので気をつけて下さい)

また、震災孤児の応援もかかげている「あしなが育英会」でも募金を募っています。
未来を担う子供たちへの支援もぜひお願いします。


「災害関連本を購入する」は、東日本大震災を取り扱った書籍を購入です。今回主な出版社では東日本大震災に関連した本を出版しその売り上げの一部を義援金として納付する形をとっています。
震災を金儲けの道具に……と憤る方も中にはいるかもしれませんが、悲惨な状況を知って欲しい&記録に残して欲しいといった気持ちの方が強いということで地元の人たちの購入者は多いです。(私も両親や親せきに頼まれて多くの書籍をネットで購入しました)
被害があった現状を知る&戒めるためにも、ぜひ購入して頂けたらなと。

私的なおすすめは…
報道写真全記録2011.3.11-4.11 東日本大震災(朝日新聞社)
闘う日本 東日本大震災1カ月の全記録(産経新聞社)
東日本大震災―読売新聞報道写真集(読売新聞社)
東日本大震災―地震・津波・原発被災の記録 特別報道写真集(共同通信社)
です。
他にも関連本は多数ありますが、新聞社関連の本がしっかりしているという印象でした。


一時的なものではなく、長期支援をしていただけたら……と願うばかりです。

2011年06月02日 被災地から トラックバック:- コメント:1

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2011年06月03日 編集












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