東日本大震災から4ヶ月経って…

東日本大震災に被災し、津波で壊滅的な被害を受けた宮城沿岸部北部の地元に戻ってきて生活中です。
続きを読むからは、私がいる被災地の現状を伝える内容となっています。

山下智久くんネタではありませんので、興味がある方のみどうぞ。


東日本大震災より4か月経過したわけですが……

復興は進んでいるかというか、進んでいるところは進んでいるかもしれない、でも止まったところは止まったまま……というのが現状です。

ニュースなどではガレキはだいぶ撤去された……といった報道がされていますが、確かにガレキが撤去されたところはされていますが、手つかずのところは今だ多く存在します。

ガレキの撤去が進まない理由には、
・ 津波被災エリアをどうするのかの方針が決まっていないため、(とりあえず人が住んではいけない地域には認定されている)どう手をつけていいのかわからず、後回しになっている。
・ ガレキを集める集積場や仮置き場がいっぱいになり、新たな仮置き場を検討中で運ぶ先がない。
・ 他の場所の撤去にあたっているため、人出が足りない。

……といったことがあげられるかと思います。

ボランティアにきた人達は、ガレキが撤去され少しずつ復興しているように見える市内を見て復興してきてるね……といってくれますが、沿岸部の手をつけてないガレキの山をみて絶句する…といった感じに。
ある意味で津波の悲惨さを伝えるために、手つかずのガレキが存在するような感じです。。。。。


被災地の住民を苦しめるのは、今だ方針が定まらない政府のリーダーシップもあげられますが、そういった上レベルのことでなく、身近なレベルをあげると。

とにかく、悪臭&ハエ!!!!

悪臭もハエも、元は津波で被災し倉庫から流れて海産物が原因ですが、とにかくこれが最悪です。
とくに、ハエ!!!


地元では、メタボバエとか震災バエとか言われてるこのハエ。
メタボバエはその名の通り、メタボなハエなのです。海産物などを食べたのか肥え太ったウジがそのまま肥え太ったハエに。

パっとみた感じから、
「今年のコイツ(ハエ)は、去年のヤツ(ハエ)とは違う」
とわかるくらいに、丸々と太ったハエが大量に発生して住民を苦しめています。

私の家は高台で山沿いにあるので、ハエの最大被害からは免れていますが、それでも去年よりもメタボなハエの量が多いのには困っています。

仕掛けたハエ取りリボンとか見るのが怖い…… 
というか、 キモチ悪い。。。

でも、我が家はまだまだ序の口なわけで。
ハエの被害がもっとも酷いといわれる地区の友達の家を訪ねてみましたが…… 
申し訳ないですが「……ここ、住みたくない…」と思ってしまうくらいヒドかったです。。。。

黒い壁と思われたものが、実は白い壁で。
黒いのは全部、ハエハエハエハエハエハエハエハエハエ……







ハエハエハエハエハエハエハエハエハエ……

試しにハエ叩きでその外の壁を叩いてみましたが……
一斉に黒いものが飛び立つ様は、

まさに  阿鼻叫喚 。。。。。。

「身の毛がよだつ」っていう言葉はまさにこの時に使うんだろうな……って体験をしました。
でもって、ハエ叩きで1回でたたき落とせた数を一気に更新する体験もしました。
(何匹かはわかりません、とりあえず大量でした

現在は、元を断つための大がかりな腐乱した海産物の撤去対策&殺虫剤散布対策などで一時期のピークよりは数が減ったようですが、それでも例年以上のハエの数に、「これが全部、ホタルだったら節電対策になるかもなぁ…」と友達は現実逃避ぎみでした。。。。。


日常ではそんなハエとの格闘で、あとはようやく把握できてきた被害の惨状がジワジワと復興で疲れてきてる被災地の住民の心を痛めつけてる……といった感じです。

先日の更新でも少し触れましたが、弔いの墓地が悲惨な状況になっています。
沿岸部の墓地は津波で被災し、家によっては上の墓石だけでなく、墓下の遺骨までもが流失し酷い状況になっています。

私も本家の墓地が被災していまして、墓石が流されてしまいました。
幸いにも遺骨の流出まではなかったのですが、あの重いはずの墓石があるべき場所にない!!!
ということに、ショックというか呆然としました。

車や家はいろいろな保険がありますが、墓地って保険あったっけ?
というか、もし墓地に保険があったしても、その場合保険をかける主は本家の人?それとも親族で分割払い?……なんてごちゃごちゃと現実逃避をしながらスゴスゴと帰ってきた次第です。

墓地を修復するにしても、墓石業者は自身が被災して業務が出来なくなっていたり、被災死の人の分の依頼もあっててんてこ舞いで手が回らない。
そもそも、墓石だけ直して今後に問題はないのか……と考えると手を打つこともできない。

お寺に聞いてみると、「元の場所に墓地を再建するには反対が多いので、できれば高台に移動したいと考えているけれど資金がない。被災した檀家さんには資金調達は頼めないし、そもそも檀家の人とまったく連絡がとれない……」とどうにもできない現状で。

もうすぐお盆ですが、本来の意味でのお盆を迎えられる人はどれくらいいるのかなぁと。

家を流されたということは当然、仏壇や仏具も流されたわけで。
今回の震災で亡くなった人にとっては大事な初盆ですが、それすらもままならないという感じです。

それでもなんとか弔いを……ということで、鎮魂祭や追悼式が市民主導の元、行われているといった感じです。

震災の傷跡が、じわじわとボディーブローのように効いてきています。

復興までまだまだ遠い道のり。。。
それでも地道に頑張るしかない……と言い聞かせている感じです。

が、正直、疲れてきてるので、出来れば思いつく限りで被災地を応援していただけたらなと。
もしくは、だんだん報道も縮小してきましたが、まだまだ現状が厳しいということを忘れないで頂けたらなと……と思います、ハイ。

2011年07月14日 被災地から トラックバック:- コメント:0

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